完成記念講演会を実施します!
連日、京都文化博物館の展示はたくさんの方にご覧いただいております。 さて、来たる11月14日(土)10:30~より、京都文化博物館にてプロジェクト賛同人代表・小林忠先生の完成記念講演会を実施します! 日本美術好きで知らぬ者はいない第一人者、関西での講演はめったにない機会です...
完成記者発表を行いました
本日11月2日、京都文化博物館にて完成記者発表を行いました。 代表理事・鈴木巧からは、このプロジェクトの趣旨である「文化財を護り伝えることの大切さを、一般の方にも判りやすいかたちで具現化」させた旨ご説明し、京都文化博物館学芸・森道彦氏からは、日本の文化=紙の文化を伝えるため...
琳派400年記念「古典の日フォーラム2015」会場にて初お披露目いたしました!
出来立てほやほやの復元複製屏風を、さっそく本日11月1日、琳派400年記念「古典の日フォーラム2015」会場にて初お披露目させていただきました! このフォーラムは11月1日「古典の日」に毎年開催されている行事ですが、本年は琳派400年記念祭を記念し、京都国立博物館文化大使で...
最終補彩を行いました
屏風装も無事終わり、表裏一体の姿になりました! 本日は丸一日かけての最終補彩作業を、川面美術研究所の北尾さんはじめお二人が行われました。 北尾さんによると、「風神雷神図」はたらし込みの墨の入れ具合が、「夏秋草図」は濃厚な色彩の再現が、それぞれ最も苦心した点であり且つやりがい...
金箔貼り作業について
先月終了したコロタイプ刷り作業につづき、金箔貼り、補彩、屏風仕立てへと10月末の完成に向け、ただ今鋭意最終仕上げ中! 本日はその中の金箔貼り作業についてご紹介。もちろん、金箔は本金を使用。 仕上りの雰囲気を左右する、とっても重要な過程なのです。...
10月4日(日)【親と子のワークショップ②】両面屏風を作ってみよう!
今は別々に改装されている「風神雷神図」「夏秋草図」屏風を、描かれた当初のままに、表裏の姿で再現する原寸の屏風の完成前に先んじて、とっても小さいサイズの両面屏風を作るワークショップを行いました。 講師は、同プロジェクトの屏風装を担当される経師の大入(株)さんです。両面屏風は紙...
「風神雷神図」コロタイプ刷り上がりました!
すっかり秋模様になった9月16日、「風神雷神図」のコロタイプ刷り作業が無事にすべて終了しました! 刷りを担当した尾崎さんによると、一番苦心したのは光琳が描いた原本の質感や厚みを再現する版をつくること。テストを重ねた結果、本刷は墨・地色・セピア・緑・茶・赤・青の計7色刷で行い...
9月5日(土) 【親と子のワークショップ①】手刷りコロタイプで風神雷神を刷ってみました!
京都文化博物館にて、今回の複製に用いられる「コロタイプ印刷」を体験していただくワークショプを行いました。嬉しいことに府内外から総勢29名参加していただき、親子組は6組ありました。 光琳の風神雷神を黒、みどり、赤のお好きなインクで刷っていただきました。6歳の女の子は刷るたびに...
本日「風神雷神図」現物校正!
今日は、東京国立博物館の格別のご配慮をいただき、尾形光琳の風神雷神図屏風を面前に、コロタイプのテストプリントのチェックを行いました! 仕事とはいえ、天下の名品をこんな近くでびっちりと堪能させていただけるのは、いつもながら至福の時間です。...
裏面の「夏秋草図」はどのようにみえる?
酒井抱一の「夏秋草図屏風」は尾形光琳の「風神雷神図」の裏面に描かれていました。表面の金地に対して銀地とし、モチーフも風神の裏面には強風にあおられる秋草と舞い上がる蔦の紅葉(向かって左隻)と雷神の裏面には夕立に打ちしだれる夏草と流水を描いています。ちょうど、左隻の左上から右隻...