謹啓
深秋の候、会友の皆さまにおかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度、第32回目となる研究会を、前回に引き続きオンライン上にて開催する運びとなりました。
コロナウイルスの状況を鑑みながら、次回以降は動画配信の形式も活用しつつ、従来の参加型形式での活動再開を計画しております。
皆様のご都合のよいお時間にご視聴いただけましたら幸甚です。ご意見やご質問等ございましたら、事務局まで遠慮無くお問合せください。最後になりますが、皆様どうぞご自愛ください。 謹白
【第32回コロタイプ技術と印刷文化を考える会 研究会 趣旨】
現在、日本でコロタイプ技術を伝承している会社は、便利堂と真陽社(共に京都市)の2社だけです。
これまでは、便利堂のコロタイプ技術を会友の皆さまにご紹介してきましたが、第32回の研究会では、真陽社のコロタイプ工房をご紹介致します。
真陽社は、コロタイプの単色刷りに特化し、主に文化財の修理報告書の制作に従事されています。共に「コロタイプ印刷」を伝承していますが、その方法には違う点がいくつもあることが今回の取材でわかってきました。デジタル出力したネガフィルムに、アナログレタッチを施す技法、版ガラスにゼラチン液を塗布する手法、印刷方法等々。その工程や技法を、映像と共にご紹介させていただきます。
時代と相反する手間暇のかかるコロタイプ技術を今後伝承していく為には、会友の皆様に2社の技法や工程を知っていただくことは、大きな意義を持つものと考えております。また選定保存技術としての認定を目指しております我々にとりましても大変興味深い見地を得る機会となりました。
【配信日時 ・配信URL】
ご視聴可能日時 2021年12月18日(土)~
※12月17日(金)にBlogにて公開用URLをUPする予定です。
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