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​会の概要

​ 「コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会」は、日本における数少ないコロタイプの伝道者である株式会社便利堂の呼びかけにより、2003年12月に設立されました。

​ コロタイプは18世紀に発明された写真印画技法です。便利堂は明治38年にこれを導入し、精緻な表現力や耐久性といった特長を生かして、主に美術図書出版や複製制作に活用し、文化財の保存・公開・研究に貢献してきました。多くの職人の鋭い目と技術を必要とするこの伝統的技術は、スピードやコストを重要視する現代の要求には沿いにくく、優れた技術でありながら将来が心配されているのが現状です。

​ 私たちは、150年にわたり印刷文化を支え続けてきたコロタイプを、時代を経て培われた人間の知恵の結晶であると考えます。また、昨今置き去りにされがちな手仕事のあたたかさ、確かさを伝えてくれるものと考えます。そこで当会では、この趣旨を受け継ぎ、新たな光を当てるため、以下のような目的・内容で活動を行っています。

【会の名称】 

「コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会」

【会の発足】 

 2003年12月

【会友数】  

 580人(2021年6月現在)

【会の目的】 

1.コロタイプの存在(技術の内容・保存の意義)を、社会のより多くの人に知らせる

2.賛同者の輪を作り、互いの知識や情報を分け合う場を提供する

3.コロタイプ技術活用のための情報収集、企画提案、PRなどを行う

【活動の対象】

・文化財保護・保存に関わる分野

・写真・版画・書など芸術作品の表現に関わる分野

・展示用ならびに資料用複製などの博物館に関わる分野

・博物館実習や講義など大学をはじめとする教育機関

・コロタイプ製品への理解を深めていただきたい一般の方々

【会の構成と運営】

 当会会友は、文化財所有者や研究者、学芸員、出版社の担当者等をはじめ、アーティスト、コロタイプに用いる資材の製造企業など、コロタイプに関心を持つ人々で構成されています。当会は、有志の任意による集まりであり、特に代表者などをおきません。また、会友に会費を課すことはなく、株式会社便利堂からの基金をもとに運営されています。会の運営・イベントに関する諸作業は、便利堂内の事務局で取り扱います。

【事務局】

「コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会」事務局

所在地:京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地 株式会社便利堂内

 https://benrido.wixsite.com/collo-net

【お問合せ先窓口】

※株式会社便利堂 東京オフィス内にございます。ご連絡・お問合せは下記にお願いいたします。

〒101-0032

東京都千代田区一ツ橋2-4-4 一ツ橋別館1階 株式会社便利堂内

電話 03-5226-5211  FAX 03-5226-5215

E-mail: collo-net@benrido.co.jp

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