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​INFORMATION

◆第37回オンライン研究会 動画配信のお知らせ(2024年10月更新)NEW!

第37回「コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会」オンライン研究会の動画を公開しました。

詳細はBLOG記事からご確認ください。

◆『玻璃彩』バックナンバー公開のお知らせ(2024年5月更新)

会報誌『玻璃彩』バックナンバーを、本ホームページから閲覧いただけるようになりました。

◆ホームページ開設のお知らせ(2021年6月更新)

「コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会」ホームページを開設いたしました。

当会発足の趣意

 便利堂のコロタイプは、明治38年(1905)に工房が開設されて以来、一世紀にわたり数多くの複製・出版物を通して文化財の保存・公開に貢献してまいりました。大正15年(1926)宮内庁より受注の『日本書紀』をはじめとする貴重図書影印本の刊行や、法隆寺金堂壁画の原寸大撮影(昭和10年・1935)および複製(昭和31年・1956)、そして現在も作業が続く『正倉院文書』800巻の複製(昭和57年・1982~)など、国家的複製事業の数々に携われましたことは我々の誇りであると同時に、この技術を保存継承し今後とも「複製による文化財保存・公開」のお手伝いを継続していくことは、社会的使命を担っていると考えています。

​ また、コロタイプの技術は文化財複製以外の分野でも幅広く活用されてきました。書をはじめとして写真、版画、デッサンなどの芸術作品の表現方法として、あるいは掛軸、巻物、色紙などの複製美術商品に至るまで、その特性は現在も生かされ続けています。

 このようにコロタイプの価値は緻密な表現力や耐久性のみならず、職人技ともいえるアナログ技術から生み出されるこだわりのモノづくりであると私たちは確信しています。多くの文化財関係者あるいはアーティストの方々が、当社のコロタイプ工房を見学され強い関心と感動を示されているのはその表れといえます。

 しかしながら、こうした一方で昨今の厳しい経済状況の下、複製制作などの文化事業予算の削減など、コロタイプを取りまく環境は逆風多き時代をむかえています。複製に対する考え方も品質よりも価格優先となっているなど、価値観そのものまでもが揺れ動こうとしています。

 以上のような現状を鑑みて、私たちはコロタイプ技術の価値とそれを守り続けていく重要性を、広く社会に投げかけていく努力をしていきたいと考えました。

 当初は内部プロジェクトとして検討してまいりましたが、出来るだけ多くの方々と話し合いの場を持ちながら、広範なネットワークづくりを推進する中で、コロタイプによる文化的貢献を果たすべく、「コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会」を発足することにいたしました。この活動をとおして、多くの方々にコロタイプを知っていただき、かつ活用していただくことが、印刷文化の新たな展開につながるものと考えています。

​ つきましては、何卒当会の趣旨をご理解いただき、是非とも会の諸活動に対してご指導、ご協力賜りますようお願い旁々ご案内させていただく次第です。

【運営】

「コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会」事務局

所在地:京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地 株式会社便利堂内

302 Benzaiten-cho,Nakagyo-ku,Kyoto City, Japan

e-mail :collo-net@benrido.co.jp

 

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