今回の研究会は、「文化財写真とコロタイプ」と題し、2023年11月18日~2024年2月12日に印刷博物館(東京・文京区)で開催予定の「明治のメディア王 小川一眞と写真製版」展と連携する形で開催いたします。
廃仏毀釈により荒廃状態にあった明治初期の日本の文化財を、当時の最新技術であった写真技法で記録した人物として、横山松三郎や小川一眞があげられます。特に小川は、自身の撮影した文化財写真をプラチナ印画技法を用いて恒久的な写真プリントを作り、東京国立博物館に収めただけでなく、渡米し自身で学んだコロタイプ技法をつかって『國華』や『真美大観』などに文化財写真を掲載しました。この史実が、今日に続く「文化財写真」と「コロタイプ」の根幹を成すことは言うまでもありません。
今回の研究会はオンラインで開催いたしますが、4年振りの対面形式を予定している、印刷博物館にて開催予定の第36回研究会の序章として会友の皆様にご理解を深めていただけましたら幸甚です。
(第36回研究会は、2024年1月21日(日)開催予定。詳細は後日ご案内いたします。)
― 第35回研究会 開催概要 ―
テーマ:「文化財写真とコロタイプ」
日 時 : 2023年8月7日 You Tubeにて動画配信
配信URL : https://youtu.be/yzEDG4oMXRk
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